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前田 慎一と申します。自己紹介をします。

趣味は、スポーツ、読書といったところでしたが、最近、料理とワインを筆頭にあげています。
学生時代はずっとサッカーをしていました。また、自転車で四谷にある会社まで24kmを通勤していた時期もあります。片道1時間10分から20分くらいかかり、週3日がせいぜいでしたが、趣味のようなものと思っていました。残念ながら事故ってしまい、周りからの猛反対で止めています。

1963年5月26日生まれです。
広島県出身で、広島大学附属高等学校を卒業するまで、広島にいました。
中学、高校時代はサッカーに明け暮れていました。

大学は82年に東京工業大学第5類に入学し、86年に制御工学科を卒業、88年に制御工学専攻で修了しました。
研究室の先生は、清水研先生という、よくNHKのロボットコンテストを仕切っている髭面の先生です。
研究は生体計測で、血流や血圧の計測をやっていました。

大学時代も、サッカー部でサッカー中心の生活をして、ほとんど勉強しませんでした。修士課程のときは、アルバイトでソフトの開発をしており、これが現在の私の基礎を作りました。

宇宙関係の仕事をしたくて、88年に三菱電機に就職しましたが、就いたのは防衛関係の仕事でした。それ自体は特に不満でもなかったのですが、自分自身が大企業病にかかっていると感じ、91年に転職しました。

就職したのは、油井コンサルティングという社長を入れて5人ほどのベンチャーです。社長はボストンコンサルティングから独立した経営コンサルタントで、経営コンサルティングが収益のほとんどを占めていましたが、医療業界の一太郎を作るべく、病院用ソフトを開発していました。
実は、学生時代にバイトしていたところです。このソフトのコンセプトと先進性はすばらしく、また、社長がずっと誘ってくれていたことから、転職に踏み切ったわけです。なにしろ、アルバイトしていた86年の時点でMS-Windows Ver.1.0 で開発していたのですから、日本では初の業務用ウィンドウズソフトでした。

しかし、販売戦略が慎重過ぎるためか、期待した程には伸びず(今後伸びるかも知れませんが)、独立することにしました。
ちょうど、そのころに翻訳会社の国際文化科学技術翻訳研究所の社長から「翻訳の事業には、これからはコンピュータの支援が必須なので、コンピュータソフトの会社を作った(社員はなし)のだが、やらないか」という話があり、引き受けることにしました。これがアンドロメテックです。



以下は、過去に書いたものです。

翻訳に関わる部分を最低限やれば、あとは好きに事業をしていいということで、翻訳の事業で食いつなぎつつ、どういう分野に打って出ようか思案しています。
しかし、今は翻訳の業界がおもしろい!有望!ということで、次のようなことをしています。

  1. インターネットを使った翻訳教育支援システム

    これは、従来から行なっている翻訳の通信教育の延長上の事業になります。
    WWWで教材を勉強し、その練習問題として英作文したものをリアルタイムで添削し、表示できる点が特徴です。
    JAVAで 英文の並べ替え問題 も試作していて、ホームページに、置いてありますので、よかったら見てください。
    英作文のプロトタイプも近く公開するつもりです。

    さらに、これから派生して、より市場の大きい受験生向け教育に目を向けました。
    基本的な学習方式だけ踏襲して、予備校の先生にコンテンツを書いてもらい、本を出版しました。しっかりした文章の中で覚える方法で、英単語を学習するには、非常に優れた本になっています。Z会の書籍の中でも売上好調のようです。
    「話題別英単語 リンガメタリカ」 中澤 幸夫著(企画・編集(株)サン・フレア) 増進会出版

    これのソフトウェア版も開発しています。あまりコストをかけられないので、派手なマルチメディアソフトにはならないと思いますが、実用的な、実際に役に立つソフトを目指しています。

  2. 機械翻訳システム

    これは、現在出回っている低翻訳品質のソフトにもまだ追いつかないものですが、翻訳会社のグループ企業だという強みを上手く生かして、他社と差別化できないかと考えています。
    ほとんどの市販の翻訳ソフトが、同じ方式を元に開発されている(通産省のプロジェクトから)のに対し、このソフトは全く違う、別の方式を取っています。そして、特徴として、生成された日本語が、柔らかくて読みやすく、そのため、理解がし易いという点があります。

  3. 翻訳会社の経営情報システム

    これは、顧客/受注管理、スケジュール管理、コスト管理をするもので、経営戦略立案に直結するものを目指しています。
    現在既に稼働をしています。使い始めるといろいろな活用がイメージできるので、様々な追加仕様の要求が上がってきているという状態です。

その他に現在、次のようなプロジェクトを行っています。

  1. 建築関連パッケージソフト−とみやくん for Windows95

    これは、他社から請け負ってWindows95向けのパッケージソフトを作成しているものです。
    業務用のソフトで、建築のコストの概算をします。
    通常、建築のコストは積算といって、材料費や人件費を1つ1つ見積もって、それを合算します。それに対して、このソフトでは、建築物の仕様、例えば、場所、建築面積、階数、仕上げの程度、設備の有無などを入力して、その条件に当てはまる建築物の平均的なコストを計算します。
    従って、短時間で誰でも安定した概算見積もりを出すことができます。
    これは他にはない非常にユニークなソフトです。

    さらに、これをインターネット上で計算するサービスも開発し、開始しました。
    AIRSという名称です。

  2. インターネット用フィルタリングソフト−サイバーシッター(CYBERsitter)/サーバ用フィルタリングソフト−AD-Guard(for Windows), mySelection(for Linux)

    これは、Windows95/NT向けのフィルタリングソフトを日本語化して販売する他社のプロジェクトの技術面を全面的に請け負っているものです。
    フィルタリングソフトとは、特に子供にとって好ましくない情報をブロックするソフトです。
    米国で2番目のシェアを持ち、PCMagazineのEditor's Choiceを取った優れたフィルタリングソフトです。
    他社のフィルタリングソフトは好ましくないサイトのURLをデータベースに持っていて、そのサイトをブロックします。それに対して、このソフトでは、好ましくないサイトに含まれるフレーズ(語句)をデータベースに持っていて、それが含まれるページをブロックすることが大きな特徴です。
    インターネットは急速に変化しますので、URLのデータベースは頻繁にアップデートする必要があります。一方、言葉は比較的普遍のものですから、新規のサイトでもかなりの部分をブロックできます。

    さらに、サーバ用のフィルタリングソフトを、これは我々で1から開発しました。 サーバ上にインストールすることで、Webサイトのフィルタリングでは、CYBERsitterと同等の機能を得られるものです。NT版とLinux版があります。

    「アイキュエスのホームページ」

というわけで、インターネットにかかわることになり、その将来性を肌で感じています。インターネットに初めて接続したときの感動はくっきり残っています。世界中のコンピュータ上の情報を自分でドライブできる快感は格別なものです。
インターネットの普及を疑問視する向きもありますが、私は、まだキラーアプリが出ていないからで、きっと近く出てくると確信しています。
私は、生活に密着した部分で、インターネットならではのものが作れたらいいと思っています。

と以前は書いていたのですが、既に状況は変わり、インターネットの普及を疑問視する人はいないでしょう。自分自身が作りたいアプリケーションの形も、自分の中で段々はっきりしてきました。以下は1つの構想です。

  1. 料理レシピサイト

    人が楽しいと感じることは、人によってさまざまです。その中で、ほとんどの人が共通して楽しいことは、何でしょう。
    他の人とのコミュニケーションではないでしょうか?
    私たちは、人と人とのコミュニケーションを、情報を伝える手段ではなく、それ自体が人生の最大の楽しみという目的であると考えています。

    インターネットは短期間で大きく発展してきました。インターネットが、これほどまでに人を惹きつけるのは、この人と人とのコミュニケーション能力を、従来よりも一段階引き上げるものだからだと思います。単に情報を集めるだけでなく、交換する/発信することができることこそ、インターネットの力の本質です。情報発信の段階は、個人間のメールのやり取りから始まり、コミュニティー内での情報交換、そして、社会/全世界への情報発信と進んでいきます。

    では、一般家庭から世界へ発信するに値する情報はあるでしょうか?
    それに対する私たちの答えが、料理のレシピです。家庭で持っているノウハウ、情報の最も一般的なのが、この料理レシピではないでしょうか。世の中には、各種のデータベースがありますが、料理レシピをデータベース化したものは、文化的資産ともいえると思います。
    そして、現在、生活者のオピニオンリーダである女性に、特にアピールする素材だと考えています。

    一方、料理レシピはインターネット上で閲覧できるようにすることで、従来の紙ベースのものと比較して、非常に利便性が上がります。
    料理の材料、中華料理やフランス料理といった料理の種類、前菜やメインディッシュといった料理形態、調理の容易さや、調理時間、向いている季節などさまざななインデックスが付けられ、それで検索ができます。自分のお気に入りを集めておくことも簡単です。一回の食事で作るものを選択すれば、それらに必要な材料の一覧を自動作成し、買い物のチェックリストを印刷することもできます。継続して利用することで、履歴が残り、それを分析して、栄養の偏りなどを診断することも可能でしょう。
    レシピを提供した人には、どれくらいの人が参照したかがわかるようにし、また、実際に作ったか、作ってみて良かったか、などをフィードバックするような、モチベーションを高める仕組みを用意することもできます。さらには、これらをポイントとし、ポイントを貯めることで賞品などに取り替えられるようにすると、もっと活性化するかも知れません。

    技術的には、投稿されたレシピの各フィールを材料や調理時間など、データベースのフィールドを指定して行う方法と、通常の検索エンジンサイトのように、含まれる言葉を自由に指定して行う方法を用意することを考えています。
    さらに、他のサイトのレシピをロボット検索および人手によって収集し、内部で抱えているレシピを表示した後に、リンクであることがわかるような形で表示するようにします。 そのHTMLがレシピかどうかの判断を、タイトル、見出し、本文などでそれぞれルールを設定して、解析することで行い、その中から、材料と思われる部分や、調理時間、その他のデータベースに収納できる部分を抜き出すソフトウェアを開発します。
    これにより、既にインターネット上に存在する膨大なレシピのインデックスとして、機能するものとなります。一般の検索エンジンでは、目的と無関係なページも多量にリストアップされますが、この方法ならレシピだけを探すことができます。目的を絞った検索エンジンという今後の1つの方向性を示すものとなると考えています。

    事業として考えると、利用者に課金することは難しいでしょうが、目的が絞られたサイトになるため、例えば食品会社などからの広告を取ることは容易に見込むことができます。
    また、有名な料理人や料理研究家などにも出稿してもらい、それらに関しては課金することも考えられます。
    実際には、これから、いろいろな形での展開があると考えています。

    家庭の中心的なコミュニケーションの場である食卓。
    そこを演出する知恵の結晶である料理のレシピ。
    その小さな幸せを伝播するメディアを目指します。


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前田慎一

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