No.34 99/6/17 人の価値と物の価値(受託事業と開発事業)


人の価値と言っても、命の尊厳を議論しようというのではありません。業務遂行能力というか、仕事ができるできないの話です。

物の価値は、人によって評価が違ったり、時間によって変化したりしますが、この2つのパラメータを与えれば、ほぼ確定的に決まりますね。

ところが、人の価値は、確率=期待値でしか捉えられないと思うのです。特に知的労働ではそういうことが言えるのではないでしょうか。つまり、その人に同じ仕事を依頼しても、やる度に成果や効率は違っている、確率分布するということです。したがって、その人の価値の評価は、その平均値や、ばらつきの大きさで判断することになります。
ただ、仕事を受けた場合、1回の仕事で評価されてしまいます。たまたま、今回は不調だったというのは、言い訳にしか聞こえません。ですから、相手の期待しているものを理解して、その期待値以上の成果を上げることが重要だと思います。例えば、余分に時間を使って、赤字になってもです。そうやって、自身の価値を認めてもらい、安定して高い対価を支払ってもらうようにすべきでしょう。

受託事業というのは、人の価値を提供する事業ですから、このように、人の仕事のばらつき(=利益/損益)を自企業側で吸収して、安定した価値を提供することが、結局、全体の価値を高めることになると思います。

(開発事業については、また、機会を改めて書きたいと思います。)

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