最近、関連会社(翻訳会社)のインターネット用のサーバを構築しました。結局、WindowsNTのサーバを使用したのですが、これを機会に、サーバのOSは今後何が普及するんだろうと考えてみました。
(同窓会のメーリングリストでの議論より引用)
現在、OSの世界ではマイクロソフト(MS)が強大で、サンマイクロシステムズ(サン)やネットスケープなど反MS勢が共同戦線を張っているという状況ですね。しかし、先日各社の1996年10〜12月期決算を見て、驚きました。ハードウェアのメーカーの方が圧倒的に強いじゃないですか。考えてみたら当たり前で、コンピュータを買うときに出す金の何割がソフト代ですか?
[PC Watch:970130]より引用
【1996年10〜12月期決算一覧】(単位:百万ドル)
社名 売上高 前年同期比 純損益 前年同期比
----------------------- -------- ---------- ------- ----------
IBM 23,143 5.6% 2,023 18.3%
Intel 6,440 41.0% 1,910 120.0%
Compaq 5,422 15.3% 462 43.0%
Microsoft 2,680 22.0% 741 29.0%
Apple 2,129 ▲32.0% ▲120 ▲74.0%
Sun Microsystems 2,082 19.0% 178 41.0%
GATEWAY 2000 1,553 25.0% 88 50.0%
S3 132 28.0% 15 35.0%
Netscape Communications 115 177.0% 20 -
Cyrix 72 85.0% ▲4 56.0%
Claris 67 12.0% - -
SanDisk 26 36.0% 4 60.0%
つまり、MSがここまで成長したのは、安いPCをプラットフォームにしたことが最大の理由だということです。だって、コストの大きな部分を占めるハードを安く抑えることが、一番のコストダウン策ですものねえ。
そして、なんでPCが安いかと考えると、仕様がオープンで、競争があるからでしょう。サンのワークステーションは自作できないけど、PCなら自作できますから。
そう考えると、サーバも同じだと思うのです。PCサーバが圧倒的に有利。そのPCサーバ用のOSとしては、NTが断然強いというわけです。
対抗馬としては、やはり、UNIXですが、サンなんかはPC版のUNIXを強力に推進してはどうでしょうね。
> PC AT 互換機でサーバを構築するなら、私なら、Solaris ではなくて
> Free BSD を選びます。そのほうが、はるかに便利ですから。ソースが公開さ
> れたソフトウェアというのはいわば世界中のハッカーがよってたかってメンテ
> ナンスしている状態ですから、一企業の製品で対抗するのは、はなから無理な
> んですよ。
これはね、私も大きな可能性があるんではないかと思うのです。ハードがオープンなものが選ばれたように、ソフト(OS)もオープンなものが選ばれるということは。
一方、難しいのはマーケティングやサポートの問題ですよね。いいものでも上手に売り込まなければ売れない(普及しない)。サポートがしっかりしていないと、企業は使わない。
もちろん、ソフトはフリー、でもサポートは有料にしてどこかの企業が事業化するという方法はあるでしょうが、これって、何だかとっても脆そうですね。MSの強さはやはりビル・ゲイツの一声で、全社がインターネット対応の開発に向かうあの組織力だと思うのです。
☆アンドロメテック☆
前田 慎一
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