インターネットは、徐々に家庭に浸透していくと思いますが、このサービスを 使うためにインターネットにつなぎたいと思わせるようなキラーアプリケーショ ンを何か作れないものかとずっと考えていました。
その1つの---結構有力なのではないかと思っていた---案が、買い物代行サー
ビスというものです。これは、私の家内の発案で、
「通販は服とか珍しい食べ物とかを、たまに買うには楽しいし、役に立つ。で
も、自分がいつも行っているスーパーやパン屋や薬局で買い物してきてくれて、
手数料が安いサービスがあるなら、ぜひ使いたい。自分のよく知っているものな
ら安心だし、毎日の買い物に使う時間を減らせる。」
と言うのです。これは受ける!と思いました。
家内がいう1回300円では採算が採れないかも知れないけど、もう少し金が
取れて、受け渡しに時間を掛けなければいけるかも知れないなと思ったのです。
この商売は在庫を抱える必要が全くなく、リスクも資金も少なくて済みます。
この注文には絶対にインターネットが向いている!
インターネットの利便性は、情報をリアルタイムで提供できる点と、双方向通
信にあります。この両方を満たすものだからです。パソコン通信でもできるでし
ょうが、インターネットのWWWを使えば、専用ソフトを配ることなく利用でき
ます。
パソコンの普及率はまだまだ数%ですが、インターネットを使ってみたいと思 っている人は多いのではないでしょうか。パソコンでなくてもNC(ネットワー クコンピュータ)やゲームマシン(セガサターンなど)でもできますので、これ らも売り込むことができるでしょう。
ところがこれをやって成功している会社が既にあったのです。日経ベンチャー の1996年8月号の18ページの、「米国ニュービジネス」というコーナーの 「パソコン通信で伸びる新宅配−「客の要望必ず実行」で大成功」という記事に 載っていました。
・共働きが多い米国では、貴重な自由時間をつまらない日用品の買い物に費や すのはもったいないと多くの人が考えている。
・買い物代行サービス会社ピーポッド社(イリノイ州エバンストン市)は地域 の最有力スーパーと提携し、顧客を組織化し、専用のパソコン通信ソフトを使っ て注文を受け、スーパーでの買い物を代行する。
・専用ソフトで自動的に本部にアクセスし、肉、野菜などカテゴリー別、ある いはブランド名、商品名、さらには脂肪含有量などで検索できる。
・電子メールで「よく熟れたバナナ3本」といった細かな指示もできる。
・過去の自分の注文リストを参考にすることもできる。 ・注文データは提携 スーパーに駐在するピッカーと呼ばれる買い物代行員(ほとんど地元の主婦がや っている)に送られ、顧客が希望する時間に配達する。(ただし、3時間はかか る)
・ピッカーは研修で商品知識を徹底的にたたき込まれる。顧客の希望に合わな いときは、選び直して届ける。
・入会金無料、月会費6.95ドル、1度の注文ごとに、6.95ドルと購入金額の5 %を支払う。1万円の購入で1265円程度。ただし、広告に割引券を付けてい る。
日本でも必ず受けると思うのですが、どなたか一緒にやりませんか?
(まだ、本当にやる気になっているわけではありませんが)
前田 慎一(maeda@andrometec.com)
