久米繊維工業の社長の久米さんとは、講演を聞かせていただいた際に、感服してメールを差し上げて以来、メールのやり取りでお付き合いさせていただいています。
久米さんは毎日、同報メールを出しておられ、その内容の濃くて、話題の幅の広いことには、いつも関心します。
その中で次のような部分が気に掛かり、質問をさせていただきました。
そのお答えが考えさせられるものでしたので、転載します。
久米> 便利さと射幸心とを追求した社会が、人類にとって幸せかどうか。
久米>
久米> これは、たまたま今日、父が銀行の人に語った言葉である。
前田>これは、どういう話題についておしゃったのか気になるところです。
前田>私は、コンピュータを使って便利な生活を提案する会社にしたいと
前田>思っているものですから。
久米>例えばコンビニが増える度に、地球環境にダメージを与えることになります。
久米>また、子供は手作りではない添加物の入ったお総菜を食べる確率が高くなります
。
久米>
久米>私は、情報技術の可能性を知るものであると同時に、地球環境に対しての関心を
久米>強くいただいているのです。
前田>私も地球環境に関心をいだいています。日常生活で環境保護に貢献できることは
前田>できるだけ貢献すべきだと思います。
前田>
前田>しかし、経済発展は止めるべきだというのでしょうか?
前田>いや、日本は止めたとしても、アジアの国々に現状のままでいろと
前田>言えるのでしょうか?それを言うなら、日本は30年前の姿に
前田>戻らなければなりません。
前田>
前田>私は自分なりに次のように、納得しています。
前田>
前田>1.環境破壊は経済成長に比例して自然に起こるものではなく、
前田>経済成長に比較して、環境保護に対する投資が少なすぎるために
前田>起こる、すなわち、資源配分の問題だ。(堺屋太一氏の説)
前田>
前田>2.海中の生物が陸上に上がったように、人類は宇宙に進出する。
前田>(毛利衛氏)
前田>そのためには、さらに技術、経済の発展が必要だ。
久米>おっしゃるように資源配分の問題でしょう。
久米>ただし、その分野に投資をしていくための動機が欠如しています。
久米>
久米>その動機として考えられるのは、大変間接的ですが2つあります。
久米>
久米>1)環境に悪い商品を消費しない
久米>
久米>既に、ドイツ等いくつかの国では、学校教育レベルで、環境に悪い商品
久米>良い商品を識別する教育をしています。このグリーンコンシューマが、
久米>買ってくれる商品を作れない売れない企業が淘汰されるという方法です。
久米>
久米>2)環境に悪い企業の株を下げる
久米>
久米>米国では、いくつかの環境団体がファンドを組んで、望ましくない企業の
久米>株価を下げる動きをしています。
久米>
久米>後は、本当に深刻な問題に直面した時に、変革やむなしということは
久米>考えられます。
久米>
久米>私の世代 S38年生まれ ですと、小学校の頃に学習雑誌で温室効果等
久米>の事を知らされておりますが、当時のシナリオ・シミュレーション通りに
久米>事態は進展しており、特に中国・インドの経済発展が、そのシナリオを
久米>書き換える可能性が高いと考えております。
久米>
久米>それから、ISO14000シリーズ
久米>も少し期待できますね。
久米>
久米>ただし、先日ようやく和解に至った水俣病事件の経緯を見れば、
久米>国家レベルの動きにはあまり期待できません。
確かに、現在地球が危機的な状況にあることは、わかっているつもりです。
かけがえのない地球を守るために、我々1人1人が真剣に考えて、現状を変えなければならないと思います。
以前、こういうことを考えると、会社を成長させることは正しいことなのだろうかとしばらく悩みました。その時にたどり着いたのが、上に書かれている2点です。
長期的に考えると、宇宙に進出することは、人類にとって必要なことだという直感があります。
企業としては、十分に収益を上げ、環境保護に資源を配分できるように努力すべきだというのが私の結論です。
前田 慎一(KFD00622@niftyserve.or.jp)
