No.6 96/4/10 インターネットビジネスの総括


日経ベンチャーの4月号に「インターネットレボリューション」という特集がありました。これはインターネットで成功しているビジネスの特集ですが、興味深い実際例がいくつもあり、また、それを分析して指針を示しているので参考になります。

これを読んで得たことをひとことで言うなら、「インターネットならではのサービスをしなさい」ということになります。ここに知恵を絞ることが成功の鍵だということです。

また、私は仮想の中だけで遊ぶものは、広く受け入れられるものにならないと思っています。つまりゲーム感覚を取り入れるのはいいけど、ゲーム自体が目的でなく、その先に現実があるものを作るべきではないでしょうか。

私が暖めている構想に「インターネット上で旅行のオーダーメード」というのがありますが、これは、交通機関の乗り継ぎや、金額、予約状況などのデータベースをアクセスして、旅行のシュミレーションをするものです。
これも、そうして組み立てた旅行を買って得た実体験こそがおもしろいのだと思います。

--------------------記事の要約-------------------------

戦略1 個人の好みを徹底分析(ワン・ツー・ワン・マーケティング)

・20万曲のCDを30秒試聴できて、安く買える「ワールド・ワイド・ミュージック」
試聴した評価を蓄積し、その傾向に合うものを推薦するサービスをしている。
・有数のソムリエによる1000種類以上のワインの渋み、甘さ、芳醇さなど7つの項目の
「味覚のチャート」を載せ、ワインを販売する「バーチャル・ビンヤーズ」
好みのワインに近いものを探すサービスを予定している。
・恋人紹介サービス「マッチコム」

リクルートの賃貸住宅のメールサービスも、これにあたるでしょう。
フューチャーパイレーツ代表の高城剛氏のインタービューも載っていてこのようなエージェント機能を「インフォメーション・オートクチュール」と呼んでいました。これは非常にぴったりとくるキーワードだと思いました。

戦略2 現実を超える仮想ビジネス(インターネットでなくてはできないサービス)

・オークション方式の新古パソコン(小売から卸に返品されたパソコン)販売「オンセール」
電子メールで入札。その時点の上位入札金額の一覧を表示する。
・インターネット版電話帳「ビッグブック」
地図上に店の位置が示されるイエローページ。
自分の家からの距離や、店のカテゴリーで検索できる。
レストラン評価本(ミシュランのようなもの)の情報とも連携させた。

オークション方式は、リアルタイムで状況を把握できるインターネットが、確かに有利になる方法だと思います。参加する面白さも付加価値ですね。
インターネット版電話帳は私も欲しいです。検索できることと、常に最新の情報を入手できることが、インターネットの利点ということでしょう。

戦略3 テレビを超える広告戦略(ピンポイント広告)

・検索用のサイト(YAHOOが有名)で、ユーザが検索しようとする単語を売る
「インフォシーク」
例えば「音楽」を検索すると、検索結果と共にCD販売店の広告が出る。
・インターネットの広告の効果分析をする「フォーカリンク」

戦略4 もっともっとスピード経営

・米国ではNASDAQ市場に2年以内に公開を目指す。
・早期に創業者が会長職に下がり、外部からプロの経営者を呼ぶ。

前田 慎一(KFD00622@niftyserve.or.jp)



アンドロメテックHomepageに戻る